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「夜」から「昼」へ その1

どれくらいの女性たちが消えて行っただろう。

結婚、トラブル、借金の完済、貯金の目標達成、気力体力の限界、風俗嬢としての賞味期限切れ。理由はさまざまだが、本当の所は他人には理解しがたい。多分、本人にもわからない。真実は。

風俗=夜の世界に入るとき、私はこう考えた。家庭、学校、会社など昼社会の憎悪と虚無に支配され、偽者に囲まれて生きるよりはずっといいと。リアルな「現実」がほしい。唯一の「現実」は人の鼓動とお金だ。夜にはその両者があちこちにある。それを求める時間が破滅につながってもいい。直接この肌にぬくもりを与えてくれるもの、自分の価値をはかれるものを自力で手に入れたった。

しかし、女性にはそれぞれに商品価値という値段があるはずなのに、同じ店で働けば統一価格で売られる。不思議だと思った。誰でも店に行けばある程度稼げると目論むし、まさかすぐに働けなくなるとは思わない。でも、風俗の仕事は地雷地帯を歩くようなものだし、常に病気というリスクと隣り合わせだ。長くやればやるほどリスクも大きくなる。体の無理も効かなくなるし、疲労も激しい。肌や体型を維持するものも容易ではない。