春香 40歳元ヘルス、デートクラブ その4

ざえもん 若い時は食べ盛りだからね。特に花の女子高生。甘いのもには目がない。

春香 そうはいっても運動はしてなくて。今まで着てた服が着られなくなってきて。十一号のスカートを穿こうとしたら、すごくきつくって。九号が普通で、十一号はデブなのに、それが着られない私って・・・。始めてみっともないって思ったのよ。それまで自分の体型なんて構わなかったのに、突然、気がついて。で、夏場にあまり食べず、学園祭の演劇の練習で動くようにしていたら、55キロあった体重が二ヶ月で45キロに落ちた。当時の身長は157センチ。自分でもそのくらいが綺麗だなと思ったし、顔もスッキリしたし。通学の電車の中で男の子に声かけられるようになって、いいじゃん!って思った頃には、反動が始まってたんです。

ざえもん 高校生って何かと誘惑が多いからね。特に優等生ってストレスが溜まりやすいから、何かにぶつけないといけない。

春香 高校の帰り道、買い食いをし始めたんです。コンビニでパンやスナック菓子などを買っては公園のベンチでむしゃぶりついたり。「奨学生」にはもちろん初めての体験だったんです。親から与えられる物じゃない食べ物を買うことができて、それを食べる事が面白かった。でも、太りたくはなくて食べては吐いてました。それをずーっとやってましたね。結婚するころまで続きましたよ。今もまだ、月に一回ぐらいずつ発作が起きます。そうです、がっつり拒食症になっちゃてた。で、拒食症って形ではじめて親に心配というか迷惑らしい迷惑をかけたんですけど・・・。反抗期らしい反抗期って、私の場合、いつも「いい子」だったんで、なかった。で、うちのトイレで何度も吐いて迷惑をかけた事で、「反抗期」は全部、すんじゃったのかもしれない(笑)。

ざえもん 反抗期が「吐くこと」ってそれにあてはまるのかな?高校卒業後はどうっだたの?

春香 高校卒業したらウチを出よう!って思ってました。病気になったことも含めて、親はアレコレもっともらしいことを言うだけで、私の気持ちを分かってくれない。わかってもらおうって努力したけど、それがイヤになっちゃって。親にそういうことを言われないところに行きたかった。で、全寮制の医大を受けたんです。医者になろうっていうより、勉強だけはできたから、親から遠く離れたところに行きたかったのね。合法的にウチにでる手段でした。娘が医者になるなら親も納得するでしょ?拒食症は自分一人で向き合って治していこうって。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Post Navigation