春香 40歳元ヘルス、デートクラブ その7

ざえもん あまり負担をかけまいという大学側の配慮だったんだね。

春香 親に似たのかなあ?プライドだけは高かったんですね(笑)。自分には、まともな役割がない、この先どうなるんだろうと思い詰めていって、拒食症がひどくなっていったんです。服用していた精神安定剤も効かなくたって、今度は一年半も休んだんですよ。こんなに仕事を休む医者、私以外にはあんまりいなかったんじゃないかなあ(笑)。それでテレクラに走って、旦那つかまえて、センターを退職しました。

ざえもん お子さんがいるとのことだけど、どんな感じで二人で養っていったの?

春香 旦那の稼ぎだけじゃ厳しくなって、大学時代のつてを頼って町の内科医院に勤め始めました。夜はヘルスで半年働き、夫にバレてから、こっそりとデートクラブで稼ぎだしました。旦那には夜は残業とか言ってたんですけど。夫には仕事を辞めてもらって、主婦業に専念させました。だって悪いけど、「あんたじゃ、この家を養っていけないでしょ」って。ホントのことだから黙っちゃった。下の娘が生まれてからは尚更ですよ。家のローンも残っているし。娘たちに、本にしても音楽にしても質のいい環境を整えてあげたかったんです。母親が私にしてくれたように。なんか、そっくりな親子ですよね。似すぎていたから嫌いだったんじゃないかな?でもね、子供たちは無条件で私のことを好きでいてくれる。私は母親を反面教師として、自分の親子関係をつくろうとしてる。母親に感謝しなくちゃいけないですよね。

ざえもん 少しずつたくましくなってるよね。母は強し!

春香 旦那が、すごくノンキな人で。私の風俗勤めを知った時には混乱してましたが、何日かするとケロッとして、淡々と過ごしているんです。何が起きてもそう。デートクラブのことは、私から旦那に話したんだけど、全く同じ反応でしたね(笑)。「しんぱいでしょう?」って私が言うと、ソワソワ家の中を歩き回ったりするんですけど、テレビを見ているうちに忘れちゃう。翌日からまた淡々と進んでいける、ポジティブな人なんです。私にとっても、そういう彼の面がすごくプラスになってる。あと、やっぱり子供たちの笑顔ですよね。自分が母親として適格なのか、彼女たちに嫌われていないか、頭の中をよぎることもあるけど、「すいう不安をもっちゃいけない」って自分に言い聞かせて。娘たちの顔を見るだけど不安も吹き飛ぶし、私をすごく前向きな人間にしてくれたんですね。

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