「夜」から「昼」へ その2

それでも女は売り続ける。売れると思う。私はその迷宮に気づいた。気が付けばあっという間に月日は流れ、その世界をあてがって物書きになり十数年が過ぎた。転職しながらも今もこうして風俗をテーマに文章を書き、生計を立てている。

今まで取材で会った女性たちは、それぞれの「昼」の仕事をみな必死に生きている。昼の仕事だけしか知らない女性よりも、懸命にその仕事を頑張ろうとしているように私には見える。「夜」をやったから「昼」のよさがわかるという女の子もいれば、夜の女だったことを感づかれて周りから距離を置かれ、落ち込みながら奮起する場合もある。

風俗を経験してよかったのか。悪かったのか。

その答えはない。結局、個々人によって風俗入りした目的も、仕事の渦中で起きる公私トラブルも、そして自身の風俗体験を通じての自己評価も多種多様で当たり前なのだ。風俗を潜り抜けた良し悪しなんて、永遠に誰でもわからないのではないかと思う。風俗に限らず、すべての事柄はそうだと思う。

「夜」から「昼」へ その1

どれくらいの女性たちが消えて行っただろう。

結婚、トラブル、借金の完済、貯金の目標達成、気力体力の限界、風俗嬢としての賞味期限切れ。理由はさまざまだが、本当の所は他人には理解しがたい。多分、本人にもわからない。真実は。

風俗=夜の世界に入るとき、私はこう考えた。家庭、学校、会社など昼社会の憎悪と虚無に支配され、偽者に囲まれて生きるよりはずっといいと。リアルな「現実」がほしい。唯一の「現実」は人の鼓動とお金だ。夜にはその両者があちこちにある。それを求める時間が破滅につながってもいい。直接この肌にぬくもりを与えてくれるもの、自分の価値をはかれるものを自力で手に入れたった。

しかし、女性にはそれぞれに商品価値という値段があるはずなのに、同じ店で働けば統一価格で売られる。不思議だと思った。誰でも店に行けばある程度稼げると目論むし、まさかすぐに働けなくなるとは思わない。でも、風俗の仕事は地雷地帯を歩くようなものだし、常に病気というリスクと隣り合わせだ。長くやればやるほどリスクも大きくなる。体の無理も効かなくなるし、疲労も激しい。肌や体型を維持するものも容易ではない。

 

風俗嬢とお金の話

女の子が風俗嬢になる動機は様々だが、仲でもやはりダントツに多いのはやはり「お金のため」である。

では、彼女たちは皆お金に関してシビアな感覚を持っており、「お金お金」とがめついのかと問われれば、実際のところ、僕は全員が全員そうだとは思わない。

というのは、取材でカラオケボックスを利用したときなど、こちら側からお願いしてきてもらったというのに、「私の分ね」と割り勘分を支払ったり、あるいは飲食店などで「私のほうが稼いでいるから」と、僕が勘定を支払おうとするのをやめたりする女の子を結構見てきたためだ。

ただ、ほとんどの女の子に共通しているのは、一般人との金銭感覚のずれが大きいということだ。彼女たちはスーパーで手にする商品ひとつにしても、安い目玉商品ではなく高くてもいいものを買う傾向がある。風俗嬢になる前と比べ、外食の回数がかなり植えたという子も少なくない。

ホテル イル・パラッツォin福岡

iru1     中洲の中か悠々と流れる那珂川。そこから見える緑と茶色の中洲のシンボルホテル「ホテル イル・パラッツォ」。ビジネス、結婚しk場、カップル、デリヘルなど幅広い層がこのホテルを利用している。

 

 

 

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周辺はポルトの木に囲まれ清々しい雰囲気。風俗街地域なので家族連れでも全然違和感ない。場所は春吉でキャナルシティや天神にも行きやすかった。 夜は中洲に近いせいか周辺が騒がしく、ホテル周辺は一方通行ばかりで道がわかりにくかった。

 

 

 

iru4エントランスに入った瞬間、セレブってイメージで心地よかった。両面ガラス張りになっており、外観とは感じが違っていた。これってデリヘル嬢とめられるんじゃね?と思いつつフロントへ。従業員の感じもGOOD!

 

 

 

 

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お風呂やアメニティも良く気持ち良く過ごせた。キングダブルのベッドも良かった。フレンチの夕食はとても美味く、普段はポタージュのスープは飲まない私ですが、トリュフのポタージュは今までで最も美味い!!と思いました。ただ苦言を言うと、トイレの黄ばみがある事、壊れかけの部分が数ヶ所見られることくらい。また、コンセプトとして少々解りづらく、ビジネスホテルにしては豪華で部屋が広いが料金が高すぎる。高級ホテルにしては部屋やサービスが中途半端かな。フレンチもシンプル過ぎて客席も手抜き感がある。呼んだ女の子の話では「デリヘルでホテル イル・パラッツォ(福岡)を使用するお客さんは少ないよ」とのことでちょっと優越感に浸れた。

 

 

 

 

 

れいな 25歳 キャバクラ、ヘルス、AV、デリヘル嬢 その4

reina2れいな どうせ私は可愛くないから、水商売は無理。でも、お金は欲しいし。どうせエンコーしてたんだから、私でも大丈夫かなって。すっごくマイナーでいい加減な店っぽかったから、逆に細々とやれるからいっかなと思った。それに、個室だから、他の女の子と比べられることもないしね。結局、その店で友達と一緒に働き始めることにしたの。

ざえもん その店ではどれくらい働いてたの?

れいな 一日三万円の稼ぎにはなった。でも、半年と経たないうちに友達が渋谷の店に移ろうと言ってきたんだ。そこはマスコミにデカデカと登場してる有名店だったの。でもその話断っちゃた。なんか、そこの店に行ったら、本格的に風俗嬢になりそうだたから抵抗が強かったの。今更なんだけど(笑)。

ざえもん なんとなく分かる。ちょっとしたプライド?が邪魔しちゃうんだね。

れいな 今考えればそうかも。そんな矢先、友達がもう一件の渋谷のお店を推薦してきたの。抵抗はあったけど二度目の誘い出し、「一日やるのも百日やるのも一緒じゃん」って腹が座って行くことにしたの。案外いけるかもって思っちゃった。でも、その店は三ヶ月もしないうちに辞めてしまって。すっごいコキ使う店だったの。風邪ひいても休ませてくれなかった。だからその頃、同じ渋谷にある別の店にスカウトされて、そっちに友達と行っちゃった。

ざえもん 一人では面接に行きづらいの?

れいな だって、ああいうのって一人じゃ心細いじゃないですか?

ざえもん 最近まで僕は、知らない女の子だからこそ、お客をとられても悔しくない。友達だったら、親しいからこそ、憎しみも倍増してしまうんじゃないかなと思ってた。でも、そうじゃないのかなって。中には姉妹で行動する女性もいるから、昨今の若い女性は、風俗が「仕事の一種」だという感覚になっていることの現れだって。